ネットいじめを防ぐには
ネットいじめの根本的解決へ
文部科学省が公表した「平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」によると、パソコンやスマートフォン(以下スマホ)での誹謗中傷といった「ネットいじめ」は過去最多の件数でしたが、いじめ全体の3%と非常に少ない認知件数であることがわかりました。
SNSなど閉鎖的な空間でのやり取り、加害者意識のない子供たちの発信によって、数値には表れない「ネットいじめ予備軍」的なものがさらに多く存在していると言われています。ネットいじめは、いじめを「ネット」という手段で行っていることであり、「なぜいじめに至るのか」に対する「いじめ」の根本的解決と、「ネットという手段でいじめることへの影響」を自覚し控えていく事の2つの側面から解決していくことが求められます。
共生と共育ネットワークでは、実際の事例などを含めながら、子ども達へ「多様性の受容」・「デジタルシティズンシップの修得」を通して、いじめの根本的解決に至る学び、気づきに導ける様、体感・体験型の要素を取り入れた講演・ワークショップを展開しています。
- 対象:1)教職員 2)小学・中学・高校生
- 参加者主体で体感でき、当事者意識で気づき・学びを得られるワークショップを交えた講演です。
- 講演時間・形式はご相談に応じます
DQ(デジタルインテリジェンス)Worldの活用
GIGAスクール構想もスタートした中デジタル社会の進歩はめざましく、大人も教師も容易に追いつけない状況です。一方、子どもたちは「進化するデジタル機器」という自動車を、容易く自由にドライブできる状況といえます。
今後のデジタル社会には「デジタル機器」という自動車は必須といえますが、健全に安全で楽しい旅をするためには、交通ルールや運転の倫理観を、大人が全て修得し子どもに教えていくよりも、子ども自身が主体的に学び身につけていくことが求められています。
共生と共育ネットワークでは、子どもたちのデジタルシティズンシップの育成に寄与するツールとして、「DQ World」を推奨しています。
DQ(デジタル・インテリジェンス)を高めるために、子ども達がデジタル社会を生き抜く上で必要な8つのスキルを、ゲーム感覚で学び、修得することができ、主体的にデジタル社会を生き抜く知識とすぐれた判断力を身につける中で、ネット上のリスクを最小化し、チャンスを最大化にしていきます!
- 対象:主に小・中学生
- 生徒自ら8つのステージに進めていけます。
- 取組前と後での状況を生徒・教員共に把握でき、自らデジタルシティズンシップを高めることのできる教材です。