知ってください不登校の原因
こんにちは!
一般社団法人共生と共育ネットワークです!
新しい年度も子どもたちの未来を地域の皆さんと共に
地域・社会全体の力になれるよう全力で考え、支援して参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、みなさん、子どもたちが不登校になる要因は何があると思いますか?
● いじめ
● 人間関係
● 学習面 など
多くの要因が考えられると思います。
今回、公益社団法人子どもの発達科学研究所の調査により、不登校になった要因が
児童・生徒やその保護者と、教員との間で認識に大きな差があることが分かりました。
(4月1日(月)日本教育新聞)
一部抜粋させていただくと、
【体調不良や抑うつで不登校】
児童・生徒、保護者:70~80% 教員:20%
【いじめ、教職員への反発、生徒に対する叱責】
児童・生徒、保護者:30% 教員:4%
新聞記事内では「当事者は自分一人のことで判断」教員は子どもを集団でみての回答とあり、
教員一人の範囲に限界があることを理解する必要があるとありましたが、
乖離があることに対して、私たちも含め、重く受け止める必要があります。
学校内での役割は教職員側が大きいですが、子どもたちの変化、行動、言動
大人一人ひとりが気づき、社会全体で支援していく必要があります。
逆に乖離が見られなかった部分
【学業不振や宿題の提出】
児童・生徒、保護者:30% 教員:40%
となっておりました。お互いに認識している分、それぞれの場所で合理的配慮を行っていきたいですね。
文部科学省の令和4年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸問題に関する調査」
結果によると、不登校の生徒は
小中学校で約29万9千人(全児童生徒の3.2% 中学生では6%)
と過去最高となってしまっています。
まず、現状の意識に乖離があること、一つ一つの要因には個々人のプロセスがあり、
支援方法も子どもたちに合わせて行っていく必要があると考えると社会全体で
支えていかなければならないことが分かります。
私たちは子どもたちを取り巻く課題に対してみなさんの懸け橋になれるよう
今年度も動いていきます。改めてよろしくお願い申し上げます。