大分県玖珠町立学びの多様化学校に行ってきました!
こんにちは!
一般社団法人共生と共育ネットワークです!
今回は学校に行きづらさを感じている子どもたちが自分らしく過ごせる
「学びの多様化学校」にお邪魔してきました。
この学校のある大分県玖珠町では
令和4年度時点で不登校生徒児童数は8年間で7名から47名に増加。
その課題に対して令和6年4月に「玖珠町立学びの多様化学校」が誕生しました。
この4月では玖珠町を含めて11校開校。学びの多様化学校は全国で35校となりました。
各校様々なコース、探究、体験活動を通じて安心して自分らしく過ごせる学校をスタートさせています。
学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧 :文部科学省 (mext.go.jp)
不登校の実態について下記で発信させていただきましたが、
誰一人取り残されない学びの保障に向けた対策は進んでいます。ご参考までにご覧ください。
知ってください不登校の原因 – 一般社団法人 共生と共育ネットワーク (kyousei-kyouiku.or.jp)
誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)について:文部科学省 (mext.go.jp)
【玖珠町立学びの多様化学校のご紹介(玖珠町立学びの多様化学校 (google.com))】
小原猛校長先生のご案内で学校を運営していくためのコンセプト作りから、
子どもたちへの支援の内容について熱くお話しいただきました。
様々な事情を抱える子どもたちに対応していくにあたっては支えになるコンセプトが必要と考え、
職員の先生方全員で一週間以上の話し合いを通じ、作り出されました。
下記、ホームページより抜粋
みつける
一人ひとりが、自分の「すき」や「夢」をみつけ、楽しさを味わいながら、学びに向かっていきます。
つながる
一人ひとりが、多様性を認め合い、つながり合って生きていくことを学んでいきます。
ひろげる
一人ひとりが、楽しみながら挑戦することで、自分の可能性を最大限にひろげていきます。
入校させていただくと、子どもたち、先生方、同じ目線で作り上げたものを見せていただきました。
学校・地域を教材として、子どもたちが各教室、設備の名称を考え、手作りの素敵な札を
見ることができました。
・校長室→たいわしつ
・家庭科室→クッキングルーム
・お手洗い→お花畑
・体育館→プレイルーム
など
子どもたちのユーモアのある考えが見えますね。
自ら考え、決めたことで学校も好きになる、きれいに保つ工夫もされています。
探究の時間では主体的に選択し、考える取り組み、野遊びを通じた体験は子どもたちを
生き生きさせ、「いいんだよ」の掲示にもあるように多様性を認め、自分の可能性を広げられると感じました。
また、自宅で授業を受ける子どもたちのための支援として映像、音声を一緒に教室に
いるかのように届ける工夫も外部の企業の協力を得ながら行っていました。
時間割も子どもたち一人ひとりの個別支援計画に対応するよう弾力的に対応、
チーム担任制を通じて子どもたちの対話を大切にされていました。
教育課程が特別なだけで子どもたちは変わらない。
「普通」という言葉を疑いながら取り組んでいる校長先生の姿が印象的でした。
日々の選択を子どもたち自身で考えさせながら、将来生きていく力をつけながら自分の可能性を広げていく、
大人、子ども共に同じ目線でスタートした、この学校をぜひ皆さん知ってください。
そしてこの取り組みが誰一人取り残さない社会へと繋がることを信じて当社団としても
支援をしていきたいと考えています。
玖珠町への支援の方法はこちら
玖珠町立学びの多様化学校 – ご支援について (google.com)
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